あめんばーどのバーチャル日記

バーチャルな世界で過ごして競プロしてる人の雑談

中堅黄色コーダー転職活動してみた

黄色になってそろそろ一年ちょっと経ちました。2200前後を行ったり来たりしているので中堅だと思いたい。さすがに橙の壁は厚いですね。

それと同時に私自身は非常に鬱屈とした人間で自分に自信がなかったのですが、ちょっとぐらい挑戦してもいいかなと思い始めたことも増えました。

その一つが転職活動でした。シンプルに収入を上げたりなんかもっと研鑽が捗ったり、安定性でも、とにかく今より良い環境でいられたらいいななどと思ったこともあり、活動してみました。

黄だけではダメ

結論から申し上げますと「確かに強いが、それだけじゃダメ」の典型を地で行きました。まぁ何度も言及されてることですね。

「起点・注目点」にはなるが決定打にはならない

これは本当にレートに対して食いついてくれる人はそれなりにいらっしゃいました。ただ後ほど足りなかった点として書く「決定打」にはなりづらかったです。

大抵の企業は緑あれば十分

散々言われてるので略。
慢心も慢心ですが今回は「黄色になれたこと」が発端だったので、活かしづらそうな所は私自身も避けてました。本当にこれは相当欲張りだった。

中途採用は即戦力

致命的でした。私自身本当に「普通のエンジニア」としての技量・経験が極めてなかったのです。というのも

  • 純粋数学出身でソフトウエアの専門性がない
  • 一般的なエンジニアとしての実務経験がとにかくない
    • 特に前職が自社製品のアルゴリズム開発のみ
      • しかも言い方悪いですが開発環境・文化が非常に古く保守的
      • プロジェクト区分はなくひたすら作る
    • 情報教員免許やAPは取ったものの、実務での経験で繋げられたことがない
  • エンジニアとして目指したいもの・モチベーションがない

本当に「C/Sヲー」「WEBヲー」「DBヲー」「サーバーヲー」「セッケイヲー」という話になると「勉強はしたことあるけどそれ以上やったことねぇ!知らん!」でした。

逆にそう考えると現職でそういった不安を上司と相談して「普通のプロジェクト」に参加させてもらえた上にいい人と同僚になったのは本当に幸いでした。前職は相談してもなにもなかった
そのプロジェクトでは活躍できたのに加えて「たいていの企業は緑あれば十分」も痛感しました。そして前職控えめに見ても青並のことはしてたよなぁ

逆に言うとアピールできるプロジェクトがそれ以外、一般的なエンジニアとしての経験を持っておらずマジで「即戦力」と言えるほどのエンジニアとしての何かを持っていなかったんですね。

人間性コミュ力・意欲

これも致命的にどうしようもなかったです。シンプルに面接ヘタクソ。パニくりやすいコミュ障。怖気づくとまず逃げの失言をする。もっと怖気づくと行動できない。今まで何人にとりあえずお前は自信持てと言われたか。

そして繰り返しになりますが私にはなりたいエンジニア像が全然ない。何したいか考えてもなかなか浮かばなかったです。
VRChatでエンジニア集会に時々参加するのですが、ほぼわかんない触ったことない理論しか知らない。わからない技術がこの世は溢れている。私はエンジニアにはなりきれていない、一端の数学屋の黄色なのです。

じゃあ普通のエンジニアになるために努力をしてたかというと、結局どういう事がしたいのかわからないので「してたけど迷走してた」といったところ。いろんな本を大した動機や目標もなく読み漁る人でした。

競プロに対しては、何年越しかわからないくらいに「おかえり僕が好きな数学」って感じだったんだけどな。

よかったこと

ちょっとボロボロに書きすぎたのでよかったこと

コーディングは基本高評価

ゴリッゴリにコーディング経験が多く、クラス設計、可読性、デザインパターンと迷走しながらも大事そうだと思ったことは学んでたので、ライブコーディング試験はだいたい満点解答できてました。加えて本当に実装力の速さやミスの発見は一年前の自分と比べ目に見えて早くなっていました。

競プロなコーディングテストは無双

track test?我黄色ぞ?もっと制約厳しくしても解くぞ?

少しはやりたいこと思い返せた

あとはまあ、なんやかんやエンジニア像がないとは言いましたが、少しは考える機会は持てました。
普通のエンジニアとしての力量を身に着けたいとか、3D処理に強い経歴を持ってたんだなとか、やっぱり自分はアルゴリズムや数学好きなんだなとか、教育や面倒見に対してすごく関心があるとか、それも含めてなんだかんだでちゃんと誰かの役に立つことはしたいんだなとか。

そんなこんなで

一か所だけ。実際に手を動かす人を求めてる職場で、コーディング試験では無双して緊張を殴り捨てて上で言ったような悩みやらコンプレックスやら全部ぶちまけた結果逆にウマが合ったりしてご縁いただけました。

今後どうしていくかはまだ悩み悩みな最中ですが、ちょっと尖ったバーチャル黄色コーダーの転職活動はこんな感じでした。

さて、まだまだやりたいことはいっぱいあるぞ。がんばろー。